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宇田郷

うたごう

山陰道沿いに発展した小さな半漁半商の漁村集落

山口県阿武郡阿武町(大字)宇田(字)郷

 



萩市から益田方面へ約23km。小さな漁村集落である宇田は、古くは宇田郷といいました。現在は集落から少し離れた山陰本線の宇田郷駅(阿武町大字宇田字長浜)にその名残を留めます。古くからの漁村であり宇田浦と呼ばれた港は今でも集落の裏手に広がる砂浜の一角に小さな舟溜まりを残します。江戸時代には浦屋敷が36軒があり、漁民の他にも17人の商人、農家も約100人余りと半漁半商(+農)の村であったようです。また集落内を山陰道が通り、本陣が置かれた時期もあるなど宿駅的な役割も果たしていやようです。現在は1軒の旧家を中心に小さな集落が形成されていますが、かつての山陰道の旧道沿いに街村が形成され、漁村集落というよりは小さな宿場町の様相を残していました。









宇田集落の入口に建つ旧家

酒蔵情報

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