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奈良・高畑町

なら・たかばたけちょう

春日神社の神官が住んだ社家町・禰宜町

奈良県奈良市高畑町

 



奈良町の東側に接し、柳生の里へ通じる柳生街道の入口に位置する高畑町は、京都上賀茂社家町と同じく、春日神社を初めとする寺社の神官や禰宜(ねぎ)が住んだ社家町という性格上、別に項を設ける事にしました。 高畑町は初め春日神社神官の屋敷地として出発し、やがて江戸時代になると奈良町の発展にともない次第に商家が進出する町場化が進み、その発展によって多くの神社関係者や禰宜などが住居を構えるようになりました。


高畑町は社家町と商家町からなり、奈良町の一部として扱われるようになりましたが、明治4年の官社制度及び神官の世襲制度の廃止によって、高畑町以外の多くの社家町がその姿を消していく事になります。 戦後神社が政府の管理から離れると旧来の神職世襲制度は復活しました。かつて広大な屋敷地を有した神官の屋敷地は現在、国や企業の保養施設などが建つ地区へと姿を変えましたが、屋敷を取り囲む土塀などはそのまま残され、社家町の雰囲気を残した町並みが残ります。一方で奈良町に接する西側地域は商家も多くなり、奈良町との境界が分かりづらくなっています。









酒蔵情報

清酒

「升平」

八木酒造

奈良県奈良市高畑町915

0742-26-2300