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  鳴海
なるみ
 「鳴海しぼり」と東海道四十次之宿場町
 愛知県名古屋市緑区鳴海町(本町・作町)
 構成:商家・町家 駐車場:なし

 
名古屋市緑区にある「東海道有松」の名は知られていますが、その有松に連なる東海道40番目の宿場町・鳴海宿はあまり知られていません。町並みとしては有松の規模には到底及びませんが、この鳴海にも宿場町時代を偲ばせる伝統的な建物が多く残されていました。
鳴海宿は慶長6年の東海道宿駅制の施行とともに発足した宿場町ですが、古代東海道時代からすでに宿駅が置かれていたとされ、その場所が現在の鳴海町の北方に残る「古鳴海」のあたりだと言われています。江戸時代の鳴海宿は東海道の宿駅だけでは無く、扇川北岸には郷蔵が建ち並び、この地域の年貢米が集められ舟運で名古屋まで運ばれていました。そして鳴海陣屋が置かれこの地域における行政の中心地となります。本町と根古屋の十字路に高札場が置かれ、本陣1軒、脇本陣2軒、問屋2軒、旅籠は68軒でした。
鳴海となりの有松同様「鳴海絞り」の産地としても知られていました。有松では江戸初期から「有松絞り」と呼ばれた絞り木綿を旅人相手にを販売し繁盛していましたが、耕地が狭く他の地域からの仕入れに頼ってました。鳴海は有松への木綿の供給地となり、次第に手工業絞り地域を形成していったと言われます。
しかし明治に入り、鉄道の開通や宿駅制の廃止によって鳴海の宿場町や鳴海絞りは急速に衰退していきました。しかし近年ベッドタウン化が進むこの地域の駅前商店街通りには、かつての木綿商の重厚な屋敷や作業場を兼ねた町家が鳴海の歴史を物静かに語っていました。
 
 
 
鳴海の酒蔵          
清酒 万菊 万菊本店 愛知県名古屋市緑区鳴海町字境松71-1 052-621-1156