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  上塩尻
かみしおじり
 蚕室造りの家並みが残る北国街道沿いの集落
 長野県上田市上塩尻

 構成:白壁土蔵養室造り民家  駐車場:なし
 
 

しなの鉄道西上田駅から徒歩5分。上田市の北西にそびえる虚空蔵山南麓に上塩尻集落があります。この一見何気ない普通の準農村集落に見える上塩尻は旧北国街道沿いに佇む養蚕農家の屋敷群として知られています。

上塩尻は優れた養蚕家を輩出しました。宝暦7年(1757)上塩尻の養蚕家、塚田与右衛門は江戸時代の養蚕技術書として有名な『新撰養蚕秘書』を書いた人物です。
この地域は古くから上田紬の産地で、領内第1の生産量を誇っていたといいます。
商人も多く、農工商の集落でした。ごく一般的な農村集落とは趣が異なり、一見武家屋敷を思わせる石垣や塀が築かれ、酒蔵のような白壁土蔵の建物の屋根の上には煙抜きの小屋根が設けられ養蚕建築の特徴を表しています。
つまりこの一帯は、紬工場を抱えた上田商人の屋敷街といえます。