一路一会古い町並みと集落・関東>東京の酒蔵>福生熊川
  福生熊川
ふっさくまかわ
 東京の酒蔵・石川酒造「多満自慢」
 東京都福生市熊川1
 
 

拝島駅から多摩川へ向かって歩いて約15分。表通りから一歩裏手に入ったところ
に白壁の大きな酒蔵があります。「多満自慢」の石川酒造です。
石川酒造の前身は天明年間から寛政年間(1780頃)に青梅成木で石灰の取引を始めた青梅商人で、後にこの地へ移り天領熊川村の名主となりました。
酒造業は文久3年に始め、現在の酒蔵は明治14年に建てられたものです。

敷地内には、石川家の母家と長屋門、その他文化財に指定されている蔵などが立ち
並んでいます。さらに熊川分水が敷地の中央を流れ、御神木が取り囲み、湧き水が
湧いている。東京の外れにこんな場所があるのかと驚かされます。

敷地内には和と洋の直営レストランがあます。石川酒造では地ビールも醸造してお
り、このレストランだけでしか飲めない大吟醸酒と共に、ガラス越しに見える酒蔵の風景を眺めながら、イタリアンやフレンチなどの本格的料理で舌鼓を打つことができる。そんな知る人ぞ知る隠れた穴場でした。

 石川酒造HP